emacs-w32con-vtのEmacs 27.1対応
Windows Terminalもすっかり主流に。
emacs-w32con-vtのEmacs 27.1対応アップデート
以前「Windows Consoleでも256color、さらにtrue colorなEmacsする - つーさにブログ」という記事を書きました。WindowsNT版のGNU Emacsで、エスケープシーケンスを使いWindows Consoleでのtruecolor表示を可能にしたものです。
これをEmacs 27.1用にアップデートしました。リポジトリは以下です:
コンフリクトはちょっとしたものだけだったので、すんなり解消できました。
Windows Terminalでの利用
このパッチはWindows Console HostでANSIエスケープシーケンス/24bitカラーがサポートされたことから開発しましたが、Windows TerminalもそれらをサポートしているためWindows Terminal上でもちゃんと動きます。
ところでこのパッチ、コマンドプロンプト (cmd.exe) からテーマなしの状態(emacs.exe -nw -q
など)で起動すると表示がバグるのですが、Windows Terminalからだと表示がバグりませんでした。原因はわかっていません。
おしまい
Windows Terminal 1.0は今年の5月にリリースされました。さらに wingetの発表など、Microsoftは*nixを利用する開発者を引き込むような環境づくりに力を入れてそうです。
WindowsネイティブなEmacsを、GUIではなく端末上で(カラフルに)使いたいという物好きな方は、どうぞ使ってみてください2。